トレーニングの原則とはトレーニングの必要性・筋肉がつく理由・目的を決める理由を明確にする基礎知識のこと。トレーニングの原則を知っておくことで、効率的トレーニング・筋力アップ・モチベーション・スポーツのパフォーマンス向上を高めることができます。トレーニングの原則を知っておきましょう。
トレーニングを効果的に行うために知っておくべき、トレーニングの原則をみていきたいと思います。
生理学における基本法則。現代のスポーツや体育のトレーニングにおいてもこの考え方が用いられている。専門的に言うと、
活動性肥大の原則
不活動性萎縮の法則
長期にわたる機能向上制限による器官の特殊な活動能力減退の法則
合目的的構造の機能的自己形成の原理
簡潔に言えば、身体(筋肉)の機能は適度に使うと発達し、使わなければ萎縮(退化)し、過度に使えば障害を起こすというものである。
出典:Wikipedia
これはルーの法則と言われる運動における基本原則。
そしてこのルーの法則をトレーニングに当てはめたトレーニングの原則が7つ存在します。
- オーバーロードの原則
- 漸進性の原則
- 継続性の原則
- 特異性の原則
- 全面性の原則
- 個別性の原則
- 意識性の原則
このトレーニングの原則、7つの原則を細かく内容をみていきましょう。
目次
トレーニングの原則
オーバーロードの原則
オーバーロードとは過負担のことである。つまり今以上の筋力をつけるためには日常で使用する筋力よりも強いオーバーロード(運動による負荷)を筋肉にかける必要があるということ。
トレーニングの場合は難なく行えるトレーニングは筋力がつかないということになる。
漸進性の原則
筋力を高めていくには筋力が増加するのに合わせて、負荷(強度、量など)を高めていく必要があるという原則。それと同時にトレーニング種目や負荷のかけ方などを高度化・効率化・細分化していくこと。
つまり全く同じトレーニング内容を繰り返していると筋肉の成長が頭打ちになってしまうということになります。
継続性の原則
筋力を高めていくには目的に合ったトレーニングを長期間継続していく必要がある。
数週間や1ヶ月程度でトレーニングの継続をやめてしまうとほとんど意味がないということになる。
特異性の原則
トレーニングは与えた刺激によって効果が異なるので、目的に合った運動条件を選ぶ必要がある。
この場合の運動条件とは
- 負荷
- 強度
- 速度
- 関節角度など
を指します。
全面性の原則
全ての体力要素となっていることをバランスよく、全体的に高めていくこと。
足を速くしようと下半身だけを鍛えても速くはならない。まずは全身の筋肉の基礎的な部分をバランスよく強化する必要がある。
個別性の原則
個人の能力に応じたトレーニング内容を選択し組み立てる必要がある。
年齢、体力、体格、健康状態、目的、運動経験などに応じた内容にするということ。
意識性の原則
トレーニングの目的、方法、効果を理解し、常に目的意識と向上心を自らもってトレーニングに取り組む必要がある。
なにも考えずトレーニングをすることは非効率的。
目的、内容、意識がトレーニングには重要
トレーニングをする目的。つまりボディメイクやスポーツのパフォーマンス向上、リハビリなのかなどを明確にする。
目的と個人に応じたトレーニング内容をセッティングする必要がある。そして自らの目的意識と向上心を持ってトレーニングに取り組む。
これらが揃えばトレーニングのパフォーマンスは飛躍します。。
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