トレーニングや筋トレをどのように捉えていますか?体を武器にしているアスリートやボディビルダー達だけが必要なモノだと思っていないでしょうか。
それは実は大きな勘違い!トレーニングは人間が健康的に生きていく上でかなり重要な要素となります。筋肉を使わないと加齢とともに筋肉も衰えていきます。筋肉は使わないと減っていきます!
そこで今回はトレーニングの重要性と必要性の理由について解説していきたいと思います。
目次
なぜトレーニングは必要なのか?
なぜ筋トレ・運動・トレーニングが必要なのかをみていきましょう。
筋肉は使わないと減っていく
日々体を武器にしているアスリートやボディビルダー達だけがトレーニングをすればいいと思っていませんか?
実はそれは大きな間違い。加齢とともにシワなどが増えて肌が衰えていくように筋肉も20歳辺りをピークにどんどん減っていきます。
30歳辺りから筋肉の衰えは始まり、80歳になると20歳のピーク時であった筋肉量の半分まで減少してしまいます。
この筋肉の減少が意味することは、中年になると急激に太る、老後満足に動けなくなったり寝たきりになったりしてしまうリスクが激増してしまう。健康な生活を年齢に関係なく過ごすためには日々のトレーニングがカギを握っているいるということです。
筋肉は基礎代謝に必要
基礎代謝とは何も運動をしなくても勝手に体の体温を保ったり生きていくために体内のエネルギーを消費していくことをいいます。
基礎代謝の大半を占めているのが筋肉で、「基礎代謝の高さ=筋肉量に比例」します。つまり筋肉が多ければ多いほど基礎代謝は高く、逆に筋肉が少ないと基礎代謝が低くなり自動的に消費する1日のカロリーが少なってしまいます。
加齢とともに筋肉量が減っていくのを当てはめると中年太りはまさにこれ!
昔と同じ生活をしているのになぜか体重は増えて、お腹が出てくる。1日に勝手に消費するカロリーが減っているから必然なのです。
消費されなかったカロリーはどこかへ行ってしまうわけでもなく、脂肪としてお腹周りなどに蓄積されていきます。中年太りの原因は筋肉にあったのですね。
体重を減らす・見た目を絞るには筋肉を増やせ
仮に加齢に伴って体重の増加に悩み、ダイエットを決断したとしましょう。
痩せるには「運動をするか」「食事を減らすか」の二択になります。そこで選択するのは後者の「食事を減らす」を選ぶのが大多数なのではないでしょうか。
もちろん食事内容を見直してダイエットするのはとても重要。しかし思い出して欲しいのですが、筋肉を作っているのはタンパク質。(タンパク質が不足すると起こる悪い症状)
何も考えずに食べる量を減らすと同時に筋肉に必要なタンパク質も減ってしまいます。そうなるとどうなるでしょうか?足りない分のタンパク源を筋肉を分解して生命維持の高い順の所へエネルギーとして送ってしまいます。
つまりどんどん筋肉量が減っていくのです。
筋肉量と比例して基礎代謝は決まるので痩せにくい体へとなってしまうのです。無理な食事によるダイエットはリバウンドのしやすい体へと変えてしまうのですね。
よくダイエット後にリバウンドが起こってしまうメカニズムの不思議は筋肉の量にも関係していたのです!
ダイエットをする際は筋肉量を増やしたほうがリバウンドのしにくい体になり、かつ筋肉量を増やすことで基礎代謝が上がり痩せやすい体へとなっていきます。
ここで不安に思うのは「筋肉は重い」ため鍛えると体重が増えるという心配。これは特に女性に多いと思います。
安心してください、筋肉と脂肪の違いは体積にあります。筋肉の方が密度が高く、筋肉と脂肪を仮に同じ1kgのブロックにすると筋肉の方が体積が2割程度少ない。
つまり筋肉の多い50kgの人と脂肪の多い50kgの人を比べると筋肉の多い50kgの人は理論上2割程度細く見えるのですね。
もちろん鍛えに鍛えて筋肉量を増やすと体重が増えてしまいますが、アスリート級にトレーニングをしなければそこまで増やすことは難しいのでそこまで悩む必要はないです。
トレーニングしないと健康寿命が短くなる
まず健康寿命とは「介護などの手助けなく自立した生活が送れる寿命」を指します。
その健康寿命が短くなる理由として運動器の能力低下が約20%を占めています。つまり筋肉の衰えが理由。
老後を迎えるまでに何かしらのトレーニングを行い、筋肉を鍛えておかないと約20%誰かの手助けが必要な生活を送るリスクが増えてしまいます。
20歳をピークに80歳を迎えると筋肉量はピーク時の約半分になることは上記でも説明した通り。
想像してみてください。自分の筋肉量が半分になれば日常生活が大変になることは安易に想像がつきませんか?
トレーニングをするのに遅いはない!80歳でも筋肉は成長する
トレーニングはアスリートや若い人がするモノと思っている方も多いはず。また運動から疎遠になり今更トレーニングをしても遅いなどと思っている方もいるかもしれません。
これも大きな間違い!トレーニングを行う年齢に遅いも早いもありません。
筋肉は年齢に関係なく筋肉は成長します。70歳になろうが80歳になろうが筋肉に適度な負担をかければそれに伴って筋肉は成長していきます。
もちろん高齢になってからのトレーニングを開始するとなると関節や骨は老化が進んでしまうので、トレーニングメニューに気をつけなければいけませんが、正しいトレーニングを行えば健康維持や健康向上に効果的であることは間違いありません。
さあトレーニングを始めよう!
痩せたい人、健康維持や向上を少しでも目指したいなら今すぐトレーニングの準備を始めましょう!
筋肉量を増やせば痩せやすく、将来運動機能の低下のリスクも減らすことができるトレーニングにデメリットはほぼ皆無です。
トレーニングを開始する年齢に遅いも早いもありません。思い立ったらその日からトレーニングを開始するべきです。
若いうちからのトレーニングは健康の先行投資と言ってもいいかもしれませんね。筋肉が衰えてからトレーニングするとそれだけ鍛えるのが大変になります。健康はお金では買えません。
さあトレーニングを始めよう!
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