寝る前にスクワットはおすすめではない?交感神経緊張状態になるから寝れなくなる

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スクワットは寝る前にすると効果が高くなるのか?という疑問をいただいたので、その疑問について解答していきたいと思います。

答えは寝る前にスクワットをするのはおすすめではありません。

その理由としては交感神経緊張状態になることで、身体が興奮状態になるので、眠れなくなります。

最低でも寝る1時間前にはスクワットを終えておきましょう。

 

なぜ寝る前にスクワットをしないほうがいいのか理由を詳しく解説していきます。

寝る前のスクワットはおすすめではない?その理由

寝る前にスクワットをするのは正直おすすめではないです。

なんとなく寝る前にスクワットをしたほうが効果が高そうな感じがしますが、逆効果といっても過言ではないでしょう。

なぜ寝る前のスクワットがおすすめではないのかを詳しく解説していきたいと思います。

寝る前にスクワットをすると交感神経緊張状態になる

 

health.suntory.co.jpより

  • 交感神経について

交感神経の興奮によって瞳孔(どうこう)散大,心臓血管系の促進(顔面蒼白(そうはく),血圧上昇,脈拍増加),物質代謝の高進,高血糖などが起こるが,胃腸の消化吸収作用は抑制される。 その結果,身体活動に適した状態がつくられ,実際に生体はその活動または運動時には交感神経緊張状態にある。

コトバンクより

寝る前にスクワットをすると交感神経緊張状態になります。つまり身体が興奮状態になるため、ぐっすりと眠ることができなくなります。

眠るときには心拍数が減り、リラックスした状態でないと眠りにつけない状態が続きます。

 

スクワットに限らず、例えば猛ダッシュをした直後にすぐ眠れないことが想像できるようにスクワットをしてから直後にも眠りにくいことが想像できるでしょう。

副交感神経優位になると深い睡眠ができる

逆に副交感神経が優位にになると人間はリラックス状態になり、眠りの体制に入ります。

例えばお風呂に入ったあとやストレッチを行った後に筋肉がリラックスし、副交感神経優位になります。

運動とは真逆の行為が副交感神経優位にさせることが多いでしょう。

 

できれば寝る直後に運動はしないほうがいいです。

交感神経緊張状態から副交感神経優位になるには時間がかかる

交感神経緊張状態から副交感神経優位、つまり興奮状態からリラックスさせるにはすぐにとはいきません。人によって時間が変わりますが、1分、5分というようにすぐにリラックスさせることは至難の業でしょう。

最低でも寝る1時間前にはスクワットならびに運動は終えておくのがいいですね。

筋肉は深い眠りであるほど成長しやすくなる

寝る前にスクワットがおすすめではない理由として、眠りが浅くなるという理由がありますが、この眠りが浅くなると筋肉の成長に悪影響を与えます。

筋肉は眠っているときに成長ホルモンが分泌され、筋肉は成長していきます。この成長ホルモンは眠りが深ければ深いほど多く分泌されるのです。

 

つまり「寝る前にスクワットをする→眠りが浅くなる→成長ホルモンの分泌が少なくなる→筋肉の成長が遅れる」という悪循環になります。

やはり寝る前のスクワットはおすすめではないことが明白ですね。

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最低でも寝る1時間前にはスクワットを終えておこう!

寝る前のスクワットはおすすめではないことがはっきりとわかりましたね。

少なくとも寝る1時間前にはスクワットを終えて、副交感神経優位にし、深い眠りができる体制を整えておきましょう。